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ゆかりの先人
江戸時代に白内障治療で奇跡的な技を見せた

三井棗洲(みいそしゅう)


医学が発達していなかった江戸時代に、白内障治療で奇跡的な技を見せた眼科医です。当時の手術は瞳孔を傷つけやすい「馬島流」が主流だったため、眼球の側面からメスを入れて水晶体を削り落とす「横緘術」を開発。成功率が抜群に高く、遠方までその名をとどろかせました。さらに技の伝授にも努め、「江戸時代の四大眼科医」といわれた土生玄碩も三井のもとで学んでいます。
謙虚な人格者でもありました。片山北海が主催する「混沌社」で漢詩を学んだ際、目の前で仲間たちが激しい激論を交わそうとも、三井は一切、他者の作品を批判しなかったというエピソードがあります。