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いくたま夏祭の歴史

大阪三大夏祭の一つ「いくたま夏祭」は、平安時代に始まったと伝えられ、昭和初期に最盛期を迎えました。「川の天神」に対して「陸のいくたま」と呼ばれ、往時には、約2000人近い渡御列が、元宮のあった大坂城の手前まで巡行しました。
 しかし昭和20年の空襲で氏地が焼け野原になると、長い歴史を誇った祭も中断の憂き目にあいました。そこで、地域住民が立ち上がり、多くの記録や史料が失われた中、一から再興、地域の祭として、その伝統を再び受け継ぎ、現在に至ります。


いくたま夏祭の行事





●宵宮 7月11日
★宵宮祭 午前9時半
枕太鼓   :(宮出)午前10時 (宮入)午後4時半
中太鼓   :(宮出)行宮より (宮入)午後5時
子供太鼓  :(宮出)行宮より (宮入)午後5時
子供みこし :(宮出)行宮より (宮入)午後5時
獅子舞   :(宮出)午後1時半(宮入)午後5時半
金・銀神輿 :(宮出)午後1時 (宮入)午後6時
子供太鼓  :(宮出)午後1時 (宮入)午後6時
獅子舞おねり  :午後7時
金・銀神輿おねり:午後7時
枕太鼓おねり  :午後7時

●本宮 7月12日
本宮祭り 神幸祭   :午前10時斎行
渡御巡幸(おわたり)  :午前10時半
元宮駐輦(大阪城内) :午後3時
還 幸 祭        :午後7時
獅子舞おねり      :午後8時
金・銀神輿おねり    :午後8時
枕太鼓おねり      :午後8時



いくたま夏祭のみどころ

今年は、昭和20年以来、70年ぶりに渡御列が復活します。
祭は11日の「宵宮」、12日の「本宮」の2日間にわたって行なわれますが、その最大の見どころは、「枕太鼓」「獅子舞」「金銀神輿」の「おねり」です。
前後左右に太鼓台が揺さぶられる中、願人と呼ばれる男衆が激しく太鼓を打ち鳴らす枕太鼓、子どもとは思えない見事な所作で舞われる獅子舞、そして美しく飾られた神輿が境内を走り回る金銀神輿
 枕太鼓の雄壮さ、獅子舞の愛らしさ、そして金銀神輿のきらびやかさ、これらが三位一体となって祭りを盛り上げます。
そして、今年は渡御巡幸が復活し、生國魂神社から谷町筋を大阪城に向かって本宮の12日に行われます。
夏の大阪の街をさらに熱くします。