1月の末に四天王寺界隈を巡った、俳句会のグループの方から届いた作品をご紹介いたします。
たくさんの、素晴らしい句の中から、素人目でいくつか選ばせていただきました。
ご紹介の時期が遅れ、少し季節感がずれてしまいましたが、この辺りの情景を思い浮かべていただけたら…。
古くから四天王寺舞楽法要などに奉仕した天王寺楽所所属の伶人の屋敷があったことに由来する地名です。今でも毎年4月22日四天王寺の聖霊会では舞楽法要が行われ、雅楽も楽しむことができます。昨年は特集で
聖霊会を取り上げました。
「名物や蕪らの中の天王寺」という与謝蕪村の句にも出てくる天王寺蕪は、なにわの伝統野菜の一つ。明治の俳人、正岡子規も「此頃は蕪曳くらん天王寺」と詠むほど、かつては全国的にも有名だったようです。
北から
真言坂、
源聖寺坂、
口縄坂、
愛染坂、
清水坂、
天神坂、
逢坂とそれぞれに特徴のある
天王寺七坂。その昔、坂を下りた辺りまで海だったと言われていますが、今は人形問屋の集う松屋町。また、口縄坂の途中には夕陽ヶ丘女学校がありました。
愛染坂を上りきったところにある愛染堂。その多宝塔は大阪市内最古(1597年再建)の木造建造物で、国の重要文化財となっています。金堂に奉られている愛染明王は縁結びの本尊としても有名。もちろん、映画「愛染かつら」で知られる、愛染かつらの古木も境内にあります。
上町台地には
文学や医学などの発展に貢献した先人たちだけでなく、知られざる多くの方々の墓が多くあります。
大阪市内唯一の滝、玉手の瀧は京都の清水寺を模して造られた、同名の清水寺にあります。玉手の瀧は七名水には数えられていませんが、上町台地の水は生駒からの伏流水が地下を通ってきていたと言われています。
この度、掲載にご協力くださった、句会は「たまき」という、角川俳句年鑑にも掲載されている団体です。平成13年に句報を創刊して以来、年1回刊行。会員の中には地元、大阪府立高津高等学校高校の方もおられるとか。
うえいくネット発行の七坂&七名水周辺イラストマップをお送りしたのがご縁で、このページを作ることができました。これまでに、多くの方々にご協力いただき、制作、設置、配布してまいりましたうえいくネットのイラストマップ。市外の町会やウォーキングサークルなどたくさんのグループの方から送付のご要望を頂き、お送りいたしました。このような作品やご感想などお寄せいただき、とても励みになっております。この場を借りまして、皆様の温かい励ましとご支援に御礼申し上げます。